映画「サブスタンス」を見た
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映画「サブスタンス」を観ました。
すごくよかったという話を聞いて、見に行こうと調べたが、レビューが「スプラッター、ホラーで耐えられないくらい」ともあったので、ホラーは嫌いな自分はやめた方がいいかとすごく迷った。
でも、デミ・ムーアは「ゴースト、ニューヨークの幻」でも見たし、現役なんだとか思って、結局見に行くことに。
ルッキズムやエイジズムというテーマも関心はあったのですが、内容は(映像)はやはりすさまじかった💦
最後のところは、宣伝文句にあるようにまさに阿鼻叫喚💦
しかもその場面が長くて終わらない。
ただ、主人公の孤独は深刻なものがあって、「人から必要とされなくなる」ということに耐えられず、過食をしたり暴走していくのがまた怖かった。
若返る主人公もまた強烈で(同じ人なわけだけど)、美しさを失ってもとの老いた自分と同様になっていく過程で狂気にさいなまれていく。
まさにホラーだわ。
男性が女性を「若くて美しいときだけ」消費することを皮肉っているわけだが、(皮肉程度じゃないか)主人公がショービズの世界で生きていることもそれを際立たせる。
それに、PVとかMVでも感じるけど、海外では女性の露出度が日本とは比べ物にならない気がする。
日本はもっと控えめっていうか、あまり露出度が高いのはグラビアアイドルみたいなジャンルになる気がするけど。
それでも、昨今の女子アナの被害なども、同じ構図から発生していると感じるので、なかなか女性を人間として尊重するというのは難しいことなのかね。
権力者が「トロフィーワイフ」みたいなことで、奥様を変えたりというのもあるし、権力とのかかわりも大きいと思える。
自分は今更みたいな感じで、あまり意識してなかった気はするけど、元ジャニーズタレントのように、女性が男性の若さや美しさを消費するというのもあるから。
てゆーか、若くて美しいものに惹かれるのはやむを得ないとしても、老いていくことを受け入れるのが難しい時代ではあるような気もする。
いつまでも若くて美しいことが賞讃されるプレッシャー、またそれが女性に偏っているというのがね。
男性はそこまでは求められないっていうか、若さと美しさ以外のことで評価される余地があるからだと思うわ。