少女マンガと現実

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少女マンガつづきです。

「別冊マーガレット」もとても楽しみにしていた雑誌です。
「りぼん」よりちょっと大人っぽい感じ?
ふろくもないし。

特に、くらもちふさこさんのマンガはちょっと現実世界に近いというか、実際につきあっている男女の心理が繊細に描かれていて「相手の気持ち」を推し量る必要があることを知るっていうような。

「りぼん」時代はまだ自分の想像上の男子、「自分のためだけに生きてくれる人」を絵にしたような雰囲気だったと思います。
だから、付き合う事になるところで終わる、まさにハッピーエンドだが、実際にはその後の方が長いっていうのは良く言われることだ。
結婚も同様だけど、生活するとなると、ましてや子供を育てるとなるとお互いのエゴがむき出しになり、「りぼん」の世界とは程遠いバトルが繰り広げられる💦(自分だけ?)

そもそもが相手に「自分のためだけに生きてくれる」ことを期待しているのが錯覚といえる。
もちろん、自分だって相手の事を優先しようとする美しい気持ちがあるのも嘘ではないんだけど、やはり「自分だって大変だ」とか「もっと思いやってくれてもいいのに」と不満が爆発しがち。
大人はやることが多すぎるとも言えるし。
まして日本人、長時間労働だし。
そうなると、乙女チックワールドは文字通り絵空事になってしまって、育児マンガとか読むようになるな。

今見ている「This is us」と言う海外ドラマは人生の中で起こる出来事に対処していく中で自分の過去に向き合うというテーマなんだが、リアリティがあって揺さぶられますね。
主人公の夫婦が誠実に話し合いをしていったりするところも感心する。

もちろん、乙女チックマンガも今回あらためて生活苦の表現?とは別のジャンルとしてよさを思い出しましたよ。